うしへ

気付けばまるっと1ヶ月が経っていた。

頭の片隅にはずっとあって、というか、iPhoneのホーム画面にショートカットをつくって目に入るたびに何を書こうかとちゃんと思っているのに、ついつい後回しにしてしまった。

はっきりと悩みごとがあるわけではないけれどスッキリもしていない、みたいな。そういうときにこそあなたと話すと、やるべきことが具体化されてくるような感覚があって、やっと戻ってこられる。現にいま書けないなりに書いてみようと思えたのだし。

いつもお尻を叩いてくれてありがとう。と言うと語弊があるかもしれないけれど、あなたはいつもまっすぐに現実と向き合っていて、痛いとか辛いとか苦しいとかそういうことすらも楽しんでいて、それがあまりにも自然で、ただただすごいなぁっていつも眺めている。

この憧れに名前をつけるならば。と一瞬考えたけれど、完璧すぎる関係は気に入らないから、やっぱり未知なままでいいと思った。こういう説明することのできない関係、会ったこともないのに信頼できてしまうエネルギーのことを、もうすこし話してみたい気もする。

うまく言えないけれど、それが、このあいだもらった秘密基地をつくることについてのお返事。どんな手段でつくりあげていくのかは、まだ白紙のままだけれど、漠然と、この一見脆いけれど海のように深いつながりのことについて考えてみたい。

大抵いつもはぐらかされてしまうけれど、わたしはあなたにとってどんな存在なのかな。この個人的な体験をあなたはどんな風に語るのかな。誰に見せるでもなく、興味津々。

そんなところで、たくさん待っていてくれてありがとう。今度こそ、わたしもちゃんと返します。

やぎへ

ところで、いっそのこと、ふたりで作品をつくる、ということをもう始めていくのはどうだろう。めいかくななにか、が浮かんでいるわけではないけれど、そういう話をきみとは、まだ一度もしたことがなかったから、してみたい。ぼくは結果がすきです、そしてぼくは過程がすきです。ひとことで作品といっても、ぴんからきりまであるし、とりあえず、なにかおもしろいことを企みませんか、とそれくらいの提案だと思ってうけとってほしい。

「インスタやnoteとちがって、こういうブログは見られにくい」のならば、ここはぼくたちの秘密基地です、見られにくくてちょうどいいじゃん、ぼくはわくわくする。

ゆっくり返事まってます。また話、きかせてよ。

うしより

うしへ

あなたにだから話したいことがたくさんある。

月日が流れて、それなりに私がわたしを大切にできるようになった、その、結果として、あなたを選んでいる気がする。

褒められたときには、嬉しすぎて尻尾がちぎれるくらいに振っていたいし、叱られたときには、ちゃんと泣いて落ち込んで自分と向き合おうと思っているし、控えめに言って、だいすきすぎるのだ。

それはきっとあなたがいつも同じチューニングでいてくれるからで、あの喫茶店に入ったらプリンを頼むとか、あの映画館ではこの席に座るとか、そういう安心感に似ている気がする。

それからあなたは丁寧に細やかにちゃんと知り合ってくれる。わたしのつくるものに対するリスペクトみたいなものを示してくれるだけでなくて、信じるというカタチで応援してくれる。

なんか、いつも、ありがとうね。

こうして言葉にしてみると、わたしがもらってばかりな気がしてきたな。あなたにもちゃんと手渡せているものがあるのかな。

あなたに選ばれているうちに、関係性に名前がつかないうちに、未知変数のふたりで、ふたりだからこそ、できることを探していけたらいいなと思います。

(それと別に、わたしは自分のことをもっと大切にする方法を探してみるつもりでもある。また近況報告させてね。)

愛をこめて。やぎより。